2011年11月27日日曜日

十三浜ワカメ(11月の様子)

11月2日からの「ワカメの種付けボランティア」は、ワカメの種やロープの到着が遅れており
残念ながら手伝うことはできませんでした
(その代わり、市街で大活躍してもらいました!
※「第ボランティア週間」「芋煮&バーベキュー@おちゃっこ鹿妻」)

ですが、中には「リベンジ!」と再来してくれたボランティアさんが3名!
念願かなって、十三浜ワカメの種付けを行うことができました。
今日は3名のうち、どうしてもまだワカメの手伝いがしたい!と粘り残ってくれている
ボランティアのつるちゃんとスタッフの三上が十三浜の小室地区で種付けを手伝っています。
昨日まで強い風が吹いていた十三浜。今日は小室だけでなく、小指などでも行われています。

これは十三浜の大指地区でワカメの種付けを手伝った日です。

プロの方々とペアになって教えてもらいながらチャレンジ。

種付けがない日は、浜の仕事もお手伝いさせてもらうこともありました。
ホタテ養殖に使うロープを切ったり切り目を溶かしたり。
網を縫うのはさすがに漁師さんでないとできませんね。

今年は漁具が流れてしまったため、多くの方が新たに漁具を入手しています。
浮に屋号をひとつずつ描く作業もやり直し。少しばかり、私たちも手伝わせてもらいました。

手伝わせてもらった方は津波当時、船を沖だしして沖から津波が故郷を襲う姿を
見ていたそうです。翌日の午後に瓦礫を避けながらどうにか着岸したものの、
ご自宅は流されいました。助かった船は今、漁場を示す浮をつなぐアンカーの移動に大活躍、
それをできる船も少なく、船や道具を壊しながらも、懸命に十三浜のために行っています。
この作業ができる船は数が少ない上に、瓦礫に引き込まれたりと危険が伴うため、リスクが高い作業です。
これを船に取り付けて、海の中にあらかじめ落とされている2tのアンカーを異動。
港ではちょうど、この作業で機械が壊れてしまった方が、新しい機械を
船に取り付ける作業を行っていました。
本来は荷揚げのための機械です。これで最大2tですが、アンカーの重さは2t。
ギリギリのキャパです。こうしていろんな方が助け合って、
ワカメの種付けが再開できているんですね。


まだ以前の半分しかワカメの種付けはできていないとのこと。
漁具の到着が遅れており、それによって作業が「待ち」になってしまうそう。
それでも毎日、漁師さんたちは、港や道具のある場所へ赴き、
できることを少しずつ行っている姿を見ます。(日方)

2011年11月26日土曜日

街の駅おちゃっこ、深まる秋の日々

街の駅おちゃっこは、オープンから4か月目に入りました。日に日に秋が深まっていくこの時期ですが、この場所では暖かいつながりが続いてます。
11/13、週末ほぼ恒例、向かいの森ガーデンでのピザ釜パーティ。
11/16、め組ジャパンさんのものづくりチームによる、タオルハンガーづくりワークショップ。
北海道大学からの常連ボランティアによる、庭いじり。
11/24、東京パプテスト教会さんによる、クリスマス・リースづくりワークショップ。
冬を迎える準備が整ってきました。(かとう)

2011年11月25日金曜日

織カフェもやってます

湊町3丁目のさおり織り工房「与喜舎」の一角をお借りして始めた「織カフェ」、水・金の週2日ですがオープンし、織物教室の受講生の方々を中心に利用していただいてます。。
この男がお世話係。来年1月までは細々と続けていきます。
(かとう)

2011年11月20日日曜日

十三浜ワカメの種付けがはじまっています!

石巻市北上町十三浜でもワカメの種付けがスタートしました!
先週の金曜日、小室地区の方が教えてくださり、急いで漁港へ。

「あのあたりでやってるよ」と修理された船の横でお父さん。
海の朝は早いですね。午前中でしたがもうほとんど種付けが終わっていました。
漁場の整備が遅れこんでおり、なかなかスタートできなかった種付け。
やっと始まったんだ!と嬉しくて駆け寄ったのですが、残念、
手伝える準備を全くしていなかったので、見学だけとなりました。

種付けは岸壁でこうして二人1組で行うそうです。
片方は種を挟むロープをゆるめ、片方はロープにできた隙間に種を刺します。

こんな風に・・・

刺し方は家によって違うとも聞きます。
ロープを突き抜けないようにするとか、種と種の感覚は何十cmとか・・・

できたロープはひとまず、そのまま海へ入れます。
すぐ海に入れる必要があるから、岸壁で作業をするんですね。

そうこうしているうちに、船が帰ってきました。
ワカメ養殖をするエリアにロープを繋げてきたそうです。

帰ってきたらまた新しいロープを積んで、沖へ出発しました。

種付けが終わったグループのみなさんが「おちゃっこ」に誘ってくださり、
一緒にコーヒーをいただきました。
みなさん明るく楽しく気さくで、海の話や家の話を聞かせてもらました。
そして、震災・津波当時のことを振り返りながら、ポツリ、
「まさかまたこうして(ワカメ養殖を)はじめられるなんて思わなかった」と。


目の前のこと、やらなければならないこと、できることを1つづつこなして、
「生活」や「安心」を取り戻していく。その1歩だけでも後ろから応援できたら・と思います。

(日方)

2011年11月15日火曜日

芋煮&バーベキュー@おちゃっこ鹿妻

11/5(土) 大ボランティア週間最終日のイベントは、おちゃっこ鹿妻前、旧スーパー駐車場にて、芋煮&バーベキューの屋外パーティでした。秋の定番である芋煮会は、今までにも湊町、大街道でやらせていただきましたが、鹿妻での主催は始めてです。秋も深まり寒い日が増えてきましたが、この日はよく晴れてあたたかい日和となりました。昼の12時頃からぼちぼちスタートします。
網焼きと鉄板焼きのバーベキュー。宮城風だか山形風だかよくわからないとん汁。そしてダンボール燻製までトライしてます。地域の方々とボランティアとが一緒になって、煮たり焼いたりしました。
総勢7~80名の地域の方々に参加していただきました。
ボランティアさんも、もちろんいただきます。
そして、童心に帰って子どもたちと遊びます。
予定の2時間を大きく過ぎで15時近くまで盛り上がりました。今年最後の秋まつりだっかかもしれません。屋外でのイベントはこれからは寒くてできないでしょうが、おちゃっこ鹿妻は毎日変わらずオープンしてます。暖かくしてお待ちしてます~(かとう)

大ボランティア週間

11/2から11/6にかけて、北上町十三浜でのわかめ種付けボランティアを募集していましたが、種付け環境が整わず中止になりました。そのため、大勢のボランティアさんが石巻市街のコミュニティカフェにやってくることになりました。北海道大学、法政大学、立教大学、明治学院大学などの学生と、社会人の方々です。到着直後のミーティングでは「街の駅おちゃっこ」内が、30人近いボラさんの熱気で溢れていました。
30人近くを4つのチームに分けて、①②コミュニティカフェ、③泥だし等作業、④被災地ツアー、の4通りをローテーションしました。上記の写真は、カフェ移動途中の被災地ミニツアーの様子。上から、南浜町、門脇小学校、渡波の長浜幼稚園、石巻漁港。
食事の時も、おちゃっこが人で埋まりました。まるで合宿所のよう。
泥だし、ガレキ撤去、そうじ、畳運びなどの作業も、みっちりとやっていただきました。おつかれさまです。
老舗の山形屋さんにおじゃましてお話しを伺ったり、十三浜の被災者を招いて講演会を開催したりもしました。ありがとうございました。
全員での集合写真は撮れませんでしたが、地域の常連の方にも見送られて嵐のような5日間は過ぎ去っていきました。また来てくださいね~(かとう)